『キール港の白い大砲』 ダグラス・リーマン ハヤカワ文庫NV

本書のベストセリフ

「おれに必要なのは犬だけだ」
「女は?」
「ああ、たぶんいつかは」

口とペニスしかない野蛮な男が大好きなセクス=愛を揶揄し、犬に象徴される友情、遊び心をマンセーした戦争文学。

ナチドイツ降伏で物語りは始まるので戦争冒険小説ではありません。

エンタメとするなら終戦直後を舞台にした謀略小説って感じ?
エンタメと呼ぶにはストーリー展開が地味過ぎるか?

これを読めば大日本帝国軍よりアメリカ軍よりイギリス軍のファンになること間違いなし!

女とのセクスは二の次にして任務に励むイギリス青年兵に萌えよ。
少女より少年に重きを成す801文学である。

マジで男色シーンあります。(*´Д`)ハァハァ

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