『破壊軍団―スーパーカンサー①』 山田正紀

スーパーカンサー、それは不死の超癌細胞を持つ不死身の超蟹男。
世界中に戦争を起こして利益を得る武器商人の陰謀に巻き込まれ、県大輔はスーパーカンサーとして目覚める!
スーパーカンサーはわずか4時間で死体から復活する、
ではそのブロセスを見てみよう「灼熱!脱皮!!」という話です(ちょっと違う)

アクションの連続のテンポ良いSF活劇。反日反体制の野暮な話は無しだ。美少女3人も出て来るサービス精神に溢れた話。敵の美女はもちろん犯してしまいますよ。正紀の主人公は孤独の影が付き纏うが、これは軟派な明るい18歳が主人公でレア。

基本的に主人公は超絶な肉体能力で戦うが、
後半で透視能力も目覚め、どこまでエスカレートするか楽しみです。
戦車もヘリも素手で倒しますよ。
蟹男だから水中戦もOK!

漫画並みに軽い小説に思われるが、
「2時間サスペンスTVドラマのような単純な話は書きたくない」
という主義の正紀なので、シリーズの1巻としては、
ちょっと意外な結末を迎えます。
普通の作家なら最終巻まで引っ張るネタを、
1巻で決着付けてしまいます。

苦悩せずギャグかましながら戦う主人公なので、
気楽に一気読みして下さい。