『ヘリックスの孤児』 ダン・シモンズ 早川文庫SF

現代SFなのでジェンダー観が素晴らしい作品が目立つ

(山岳SFでは人間の女より宇宙人の登山家にシンクロするが、これも実はジェンダーネタ埋まってる)、

表題作は「宇宙の孤児」+「太陽系最後の日」/2*7って感じ?

救出チームのメンバーは女性が大活躍!さらにリーダーも女性!!

男性の方が決断力あるからリーダーに相応しいなどという

古い価値観に汚染されているポンポコピーは、古臭いスペオペでも読んでいて下さい。

現代SFのひとつの到達点とされるハイペリオンシリーズの続編だが、

理想郷を築いた前作の主人公達を否定する大傑作!
フーコーデリダをコケにしているのも痛快ざんす。

ヘリックスの孤児 (ハヤカワ文庫 SF シ 12-9) (ハヤカワ文庫SF)

ヘリックスの孤児 (ハヤカワ文庫 SF シ 12-9) (ハヤカワ文庫SF)