『神曲法廷』 山田正紀 講談社文庫

本書のベストセリフ

「マッチ擦る

つかのま海に

霧深ふかし

身捨るほどの

祖国はありや」(寺山修司)


正紀にしか書けない反日ミステリの傑作。

J・G・フィヒテの絶対真理命題「私は私である」を

キチ○イ民族の日本人は理解出来ずに

確固たる自我を持たない幼稚な日本人社会に

警察検察司法の法と正義は実現不可能。

神は探偵と犯人に憑依して法曹関係者の虐殺が始った!

人間であるだけで罪人でR!
SFだと解釈する人もいそうだが、

探偵も犯人も精神異常者という超本格(変格)ミステリである。

神曲法廷 (講談社文庫)

神曲法廷 (講談社文庫)