『介子推』 宮城谷昌光 講談社文庫

本書のベストセリフ

「この世に師も友もいなければ、それを古人にもとめればよい」


教え導いてくれる教師が居なくとも、共に励み合い高め合う御学友が居なくても、

古人が書いた本を読めば人間は成長出来るのである。

観念的な理想に殉じ、陰徳を積み、現世利益を求めず、

聖王を補佐し、王が俗物の正体を現したら、

山に消えた介子推の生き様はデラかっちょええ!
陰徳を積むのだから、武術の達人だが、

味方にも自分は弱いと思わせて、

目撃者の居ない所で悪と戦う介子推は本物のヒーロー!

名誉欲、自己表現欲は浅ましいよなw

介子推 (講談社文庫)

介子推 (講談社文庫)