『妖虫戦線〈1〉バビロン・プロジェクト』 山田正紀 中央公論社C・NOVEL
超絶の経済ホラーファンタジーSF。
デリヴァティブ(金融派生商品)の舞台となる
仮想空間を飛び交う電子マネーを
人類の共通言語と解釈した神は、
バベルの塔をバラルしたように、
デリヴァティブをウィルス化し、
人類への粛清を開始した!
コンピュータモニターから実体化して
人間を襲うデリヴ(ァティブウ)ィルス=妖虫!
人類と妖虫の戦いが始まった!
コンピュータネットワークに神や悪魔が寄生するという話は、
アルフレッド・ベスター の「コンピュータ・コネクション」 があったし、
佐藤史生 の「ワン・ゼロ」 があったが、
どうして寄生するのかという理由が上記の二作は弱いと思ったが、
天才山田正紀 の理由付けは見事!
妖虫戦線(デリヴィルス・ウォーズ)〈1〉バビロン・プロジェクト (C・NOVELS)
- 作者: 山田正紀
- 出版社/メーカー: 中央公論社
- 発売日: 1995/06
- メディア: 新書
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