『凶器の貴公子』 ボストン・テラン 文春文庫
凶器振り回す美青年のノワールかと思ったが違った。
内省的なキャラ達がぶつぶつと独り言を言い、
その場に居ない人間に対して議論する、
地味な自分探しの物語。
アクションシーンはほとんどありません。
ノワールというより、ミロタウルス伝説をモチーフにした
つまらん文学。
リフレインの手法がうざい。
星は一つでいいと思われるが、
かろうじて、神やチンチンを馬鹿にしてる視点も読み取れるので、
オマケして星二つ。
『神は銃弾』 は必読の大傑作だったのだが…。
- 作者: ボストン・テラン,田口俊樹
- 出版社/メーカー: 文藝春秋
- 発売日: 2005/08/03
- メディア: 文庫
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