『凶器の貴公子』 ボストン・テラン 文春文庫

凶器振り回す美青年のノワールかと思ったが違った。

内省的なキャラ達がぶつぶつと独り言を言い、

その場に居ない人間に対して議論する、

地味な自分探しの物語。
アクションシーンはほとんどありません。

ノワールというより、ミロタウルス伝説をモチーフにした

つまらん文学。

リフレインの手法がうざい。

星は一つでいいと思われるが、

かろうじて、神やチンチンを馬鹿にしてる視点も読み取れるので、

オマケして星二つ。

『神は銃弾』 は必読の大傑作だったのだが…。

凶器の貴公子 (文春文庫)

凶器の貴公子 (文春文庫)