『I’m sorry,mama.』 桐野夏生 集英社文庫

ルール無視のアウトローを主人公にした

悪漢小説と言いながら、

実はつまんない小物の悪党が主人公の話が世間には多いが、

さすが桐野夏生 である。

キム・ジョンイルネタや美智子皇后ネタはヤバすぎるだろw

さすがに美智子皇后は殺せないが、

太宰治の隠し子は殺してしまいますぜww
で「人間失格」を古本屋に売りにいったら、

25万円もして、女主人公が、

「なんでこんなのが25万円もするんだ?」

と疑問に思うのが痛快である。

母性愛も否定してるのも痛快!

泥棒、誘拐、放火、殺人とやりたい放題の

女主人公に萌えろ!

もちろん体も武器にするが、

40代の不細工な女主人公なので、

美女のセクースシーンにハァハァしたい普通の男は読んではダメポ。

美女どころか、10代から30代の女一人も出てきません。

60代以上の婆様が大量に出てくるババコン向けの小説である。

若い綺麗な女が出てくる小説なんて読み飽きているよな。

パターン外しの桐野夏生 は本当に面白い。

I'm sorry, mama. (集英社文庫)

I'm sorry, mama. (集英社文庫)