『I’m sorry,mama.』 桐野夏生 集英社文庫
ルール無視のアウトローを主人公にした
悪漢小説と言いながら、
実はつまんない小物の悪党が主人公の話が世間には多いが、
さすが桐野夏生 である。
さすがに美智子皇后は殺せないが、
太宰治の隠し子は殺してしまいますぜww
で「人間失格」を古本屋に売りにいったら、
25万円もして、女主人公が、
「なんでこんなのが25万円もするんだ?」
と疑問に思うのが痛快である。
母性愛も否定してるのも痛快!
泥棒、誘拐、放火、殺人とやりたい放題の
女主人公に萌えろ!
もちろん体も武器にするが、
40代の不細工な女主人公なので、
美女のセクースシーンにハァハァしたい普通の男は読んではダメポ。
美女どころか、10代から30代の女一人も出てきません。
60代以上の婆様が大量に出てくるババコン向けの小説である。
若い綺麗な女が出てくる小説なんて読み飽きているよな。
パターン外しの桐野夏生 は本当に面白い。
- 作者: 桐野夏生
- 出版社/メーカー: 集英社
- 発売日: 2007/11/20
- メディア: 文庫
- クリック: 23回
- この商品を含むブログ (46件) を見る