『ダブルプレー』 ロバート・B・パーカー 菊池光 訳 早川

本書のベストセリフ

「恰好の悪い日本軍のゼロ戦

ナチの飛行機:メッサーシュミット

醜い固定車輪を付けたスツーカ急降下爆撃機

イギリス空軍のスピットファイア。海軍のコルセア。

我が軍の飛行機がつねにいちばん恰好がよかった」

反日ネタGET出来てgoodだぜ!w

日本軍の戦闘機がかっこ悪いのは、空冷エンジン機だからです。

機首を流線型に覆うことが出来ないので、

武骨な豚顔の醜い機体になるのです。

複雑な水冷エンジン機ならスマートな外見になるが、

アフォな日本人技術者は、

ナチスドイツから水冷機の設計図貰っても、まともにコピーも出来なかったのです。

水冷機として飛燕はロールアウトしたが、

デッドコピー機なので、故障しまくりで、

水冷エンジン空冷エンジンに換装した五式戦にとって変わられましたww

で、本書ですが、悪くはないが、

改行しまくりで、章立てが多く、

ページ当りの情報量が少なすぎて、

スカスカのイメージを受けた。

重厚な長編というより、中篇な感じ。

会話やキャラにやや捻りがあるので、

プロの仕事として恥ずかしくないレベルには達しているが、

リーダビリティが良すぎてあっと言う間に読めてしまい、逆にやや物足りない。

30分で読めるライノベしか読んだことがことがない少年を、

海外小説のファンに導く本としては世界一有効だと思う。

ダブルプレー (ハヤカワ・ミステリ文庫 ハ 1-45)

ダブルプレー (ハヤカワ・ミステリ文庫 ハ 1-45)