『反日マンガの世界』 晋遊舎

ネタにされている漫画は雁屋哲の「マンガ 日本人と天皇」 や、

石坂啓の「安穏族」 などのメジャー作と、

地方自治体が発行してるマイナー作、同人作も取り上げているが、

原田智子(はらだ・さとこ)が出てこないのは、

雑学王唐沢兄が噛んでいるにしてはやや物足りない。

唐沢なをきのギャグ漫画はどれも面白いのに、

兄が絡むとイマイチになるのは、

唐沢兄が矮小な右翼であったからだと理解出来ました。
この本に描かれているパロディ漫画「売国しんぼ」は、

大爆笑出来るが、

出来の良い2ちゃんねらーなら描けるレベルではないかと、

うっすら思いました。

サヨク知識人は大衆の意見を勝手に代弁し、

大衆がネットで自由に発言していることを快く思ってない、

表現の自由」というのは知的エリートにしか許されない行為だと思っていると

分析しているのは共感したが、

この本の著者たちは、反動でネット発言を重視しすぎているようにも思えた。

美味しんぼ」はグルメ漫画ではなくて、

左翼ギャグ漫画として楽しもうと言って、

懐の大きな所を演出しているが、

石坂啓の左翼漫画はネットでは誰もが呆れ果てて、

amazonレビューでは最低の1ばかりと悦に入っている箇所があるのは、

違う意見を認める度量のない小物だとばれているよな。

マンガ嫌韓流」の流れで、企画されたMOOKだと思うが、

執筆者達のアンテナが狭いと思った。

反日漫画というよりも、広く反戦漫画として、

もっと多くの作品をネタにして欲しかった。

長谷川法世の「光海岸で待つ」 もネタにして欲しかったな。

一歩引いた大人の視点で物事を楽しむことを推奨しているようにも読めるが、

執筆者達のコダワリがやや幼く感じた。

イデオロギーまみれの怪しい危険な漫画を糾弾するスタンスって、

反日漫画で大衆を洗脳しようと企む奴のスタンスの裏返しにすぎないよな。

ふざけた反日漫画の製作者同様、

この本の執筆者達も大衆を馬鹿にしているように感じた。

余計なお世話の分析は少なめにして、

続編ではもっとパロディ漫画を増やして欲しい。

売国しんぼ」は単独でコミックスになるぐらい描いてくれることをキボーン!

究極の反日従軍慰安婦」対至高の反日南京大虐殺」の戦いはデラ面白かったです。

ダシがホンカツ(本多勝一)というネタは馬鹿受けしたw

頑張れ、金岡(キムオカ)、苦力田(クーリータ)の朝鮮東西新聞社

厨山の中華帝都日報社に今度は勝て!