『成吉思汗(ジンギスカン)の秘密』 高木彬光 ハルキ文庫
- 作者: 高木彬光
- 出版社/メーカー: 光文社
- 発売日: 2005/04/12
- メディア: 文庫
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入院してても謎解きがしたくなって、
神津恭介は歴史の謎に挑戦する!
成吉思汗(ジンギスカン)になったというアレである。
歴史資料を病室に運んでもらい、
神津恭介はひたすら読書する。
そして成吉思汗(ジンギスカン)の秘密をほぼ解明するが、
詰めが少し弱い。
神津恭介が妥協しようとした時、
ファンが神津恭介の推理をアウフヘーベンさせる素晴らしい提言をする。
それは、三国志の楊修の推理方法である。
楊修の推理方法を使用して、
神津恭介は成吉思汗(ジンギスカン)の名前の秘密も解き明かし、
推理は完璧に完成する。
日本一の名探偵の神津恭介が参考にしたのが、
三国志の楊修であったという、素晴らしい作品である。
東洋で一番頭の良かった人物は三国志の楊修である。
純粋な形而学上の知恵で、生きるのはヘタだったけどな(w