『死者たちの礼拝』 コリン・デクスター 大庭忠男訳 早川文庫
- 作者: コリンデクスター,Colin Dexter,大庭忠男
- 出版社/メーカー: 早川書房
- 発売日: 1992/07
- メディア: 文庫
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休暇旅行中に偶然にその教会に行ってしまったモース警部は、
捜査オタクの血が騒ぎ、勝手に聞き込みを開始するw
やがて正式にモースの担当事件となるのだが、
被害者も目撃者も犯人も教会関係者であっては、き○がいの王国の中で捜査するようなものである。
転落死した牧師に代わって赴任してきた新しい牧師は、
モースの捜査に積極的に協力しようとしない。
モースは怒鳴る。
「偉い牧師だろうと、救世主だろうと、神だろうと、司法警察官の前では、単なる一般人である。
警察官に協力するのは義務である。お祈りして事件が解決するか、このタコ!」
ここまでは言わないが、
こういうような事を言うモース警部の最大の弱点は47歳にして独身であったという事である。
宗教を信じているような低知能者にモース警部が騙されるわけがない。
ラスト2章の解釈が分かれるかもしれんが、私はモースは知っているうえでの判断だと理解する。