『リガの犬たち』 ヘニング・マンケル 創元推理文庫
- 作者: ヘニングマンケル,Henning Mankell,柳沢由実子
- 出版社/メーカー: 東京創元社
- 発売日: 2003/04/12
- メディア: 文庫
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天才忍者来人薔薇弾覚醒!
忍法<人形隠れの術>炸裂!!
糞遁の術は未完成…。
という話です。(ちょっと違うw)
冗談抜きでここまで楽しくなるとは思ってませんでした。
バルト三国を救うためにラトヴィアでテロリストになるという、
大スケールの話に発展してワクワクドキドキしますた。
人権擁護国家のスウェーデン人なので、
テロリストと化しても、
殺人はしないのが素晴しい!
銃を持った敵を素手で倒した後に、
敵の銃を奪うという発想が皆無なのが素晴しい。
銃を持った敵が複数いる場合は、
仕方なく敵の銃を奪おうとするが、
基本的に肉体派ではなくて知性派(正しくは妄想派w)なので、
肝心の時にアクションが滑って絶体絶命!
戦うより隠れること逃げることが得意な斬新な主人公である。
殺人犯なんて滅多に現れないのんびりした田舎で、
空き巣や寸借詐欺の相手するのが本人の理想であったが、
如何にしてクルト・ヴァランダーが覚醒し、
世界平和の為に行動するようになるか、
楽しみに読んでください。
そして皆様も全体主義への怒りを覚醒させよ!