『花まんま』 朱川湊人

花まんま (文春文庫)

花まんま (文春文庫)

①「トカビの夜」 少年×少年
②「妖精生物」  少女×青年
③「摩訶不思議」 少年×青年
④「花まんま」  少年×少女
⑤「送りん婆」  少女×老女
⑥「凍蝶」    少年×少女
の六作が収録されています。

×表示は主人公と副主人公を意味する。

×表示したが恋愛物語ではない。

②と⑥は初恋物語としても読めるが、

ホラー短編集なので、もちろん悲惨な結末を迎える。

大阪に住む貧乏人の少年少女が

スーパーナチュラルに遭遇するというパターンの短編集である。

ただのホラーではなくて、

クーンツのように社会的問題意識に溢れているのが素晴しい。

在日朝鮮人問題や、

被差別部落問題が語られます。

文学としてもしっとりと泣ける良作。

作者の朱川湊人はKOボーイだが、

金持ちのボンボンが貧乏人の味方の視点で小説書いたとは意外!

実はKOの方が早生だより学費安いので、

KO出身者が全て無神経な気障なお坊ちゃんとは限らないので、

学閥による偏見は止めましょうね(←お前だろw)

ちなみにKOと早生だネタの元ネタは、

真実をズバズバ訴えるあの名ブログクソ共を殺せ の

この記事マスゴミがゴミである理由 です。