『機械探偵クリク・ロボット』 カミ 早川ポケミス
機械探偵クリク・ロボット〔ハヤカワ・ミステリ1837〕 (ハヤカワ・ポケット・ミステリ)
- 作者: カミ,高野優
- 出版社/メーカー: 早川書房
- 発売日: 2010/06/10
- メディア: 新書
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「真面目くさった顔つきで、<現実的な存在>としての自分の生の意味を不断に問うて
泥沼にはまりこむのを楽しむ実存主義」
ロボット三等兵みたいな機械探偵が出てくるユーモアミステリ中編集だが、
1個目はナンセンスギャグでイマイチだが、
2個目は、サルトルが馬鹿にされる為だけに信者引き連れて登場するし、
素晴らしい哲学ギャグもあってトレビアンです!
けっこう真面目にユーモア論も展開している。
くそ真面目な顔して哲学や文学を語らないと、世間の評価は低くなる。
ユーモア作家やお笑い芸人は歴史から抹殺される確率が高いという、
作者の魂の叫びを聴けw