『機械探偵クリク・ロボット』 カミ 早川ポケミス

機械探偵クリク・ロボット〔ハヤカワ・ミステリ1837〕 (ハヤカワ・ポケット・ミステリ)

機械探偵クリク・ロボット〔ハヤカワ・ミステリ1837〕 (ハヤカワ・ポケット・ミステリ)

本書のベストセリフ

「真面目くさった顔つきで、<現実的な存在>としての自分の生の意味を不断に問うて

泥沼にはまりこむのを楽しむ実存主義


ロボット三等兵みたいな機械探偵が出てくるユーモアミステリ中編集だが、

1個目はナンセンスギャグでイマイチだが、

2個目は、サルトルが馬鹿にされる為だけに信者引き連れて登場するし、

素晴らしい哲学ギャグもあってトレビアンです!

けっこう真面目にユーモア論も展開している。

くそ真面目な顔して哲学や文学を語らないと、世間の評価は低くなる。

ユーモア作家やお笑い芸人は歴史から抹殺される確率が高いという、

作者の魂の叫びを聴けw