『SFアニメを天文する』 福江 純
- 作者: 福江純
- 出版社/メーカー: 日本評論社
- 発売日: 1993/12/10
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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- 作者: 福江純
- 出版社/メーカー: 光文社
- 発売日: 2002/06
- メディア: 文庫
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単行本としては読んでないのをエントリするのはインチキれすかw
私は、一時期全ての自然科学系の雑誌を斜め読みしていたのです。
数学セミナー・天文ガイド・ラジオライフ・サイエンス・オムニ・ニュートン・科学・科学朝日・ウータンetc…。
私の科学知識はうろ覚えが多いので、記事の内容を100%信じては駄目だよw
で、本書ですが、
1 鉄腕アトム
2 機動戦士ガンダム
3 風の谷のナウシカ
4 11人いる!
5 ふしぎの海のナディア
6 ドラゴンボールZ
7 トップをねらえ!
8 宇宙戦艦ヤマト
9 アンドロメダ・ストーリーズ
10 うる星やつら
をネタに天文学を語っています。
一番面白かったのは、ドラゴンボールの超重力惑星の正体を考察するネタです。
ガンダムでラグランジュポイントのネタが展開されるのは誰でも予測出来るが、
まさか、ドラゴンボールをハードSFとして解釈出来るとは思わなかった。
鳥山明が綿密に計算して惑星設定していたとは思えないが、
福江純先生は、見事に説明を付けてしまいます。
実はアレは惑星ではなかったんですねぇ。
感心しますた。
計算して馬鹿にしてギャグにする「空想科学読本」のアプローチより、
無理矢理ハードSFにしてしまう福江純先生のアプローチの方が、
芸があって面白いと思います。
宇宙戦艦ヤマトネタが思い出せないが、
第二次大戦パロディアニメのどこをどうすれば、ハードSFになるのだろう?
福江純先生の力技に酔いしれろ!