『モザイク』 田口ランディ作(脚色) 岐阜工業高校

モザイク (新潮文庫)

モザイク (新潮文庫)

工業高校なら、男子生徒ばかりの筈なので、

変態ロリコン男に間違われる可能性が無くていいかと安心して着席したが、

あのう〜、なんで女子生徒が出てくるのですか?

女子の方が多いやんけ!

ギャルルックで女役の男子生徒がいたのは、良かったが、

もうちょっとスレンダーな美少年に女装してもらえると、もっと良かったのに。ハァハァ…。

女4人に男3人とは、工業高校のイメージとちゃう!

熱い男のドラマを見せてくれるかと思ったが、

主役は女子でちょっと期待外れ。

内容にマジに触れると、某社会学者と訴訟事件起こしたあの田口ランディの脚本だが、

この劇に登場する社会学者は、某氏ではなくて、

宮台真司がモデルっぽい。

社会学のフィールドワークと称して、コギャルを軟派する学者って、

モロ宮台真司だよな?(藁

衣装が良かった。

キャラクターを象徴する原色のスカーフを

役者さんは腕に縛っています。

まさに、シュールな演劇的演出だね。

引き篭もり少年(演じるのは女子だけど)は黒

世界を救おうとする主人公は、アレ?色忘れた(自爆)

まあ、明るい色だったのは間違いない。

歌舞伎なら正義の主人公は赤なので、赤だったかな?

テーマは携帯電話にアイデンティティを盗まれる哀れな現代人、

文明社会の風刺でしょうか?

携帯で他人と繋がらなくても、確固たる自我を形成してしまっている

おっさんには、問題提起にすらなりません。

そんな薄っぺらい繋がりなんて、初めから興味ありません。

基本的にお喋りは嫌いザンス。

つまらん雑談を常時携帯で話して何が面白いのかね?

劇の感想かエッセイか判らなくなってしまったな。スマソ。

インスパイアされる何かは、この劇にはあったということで、

見て無駄ではなかったということでOK?