『神は妄想である―宗教との決別』 リチャード・ドーキンス
- 作者: リチャード・ドーキンス,垂水雄二
- 出版社/メーカー: 早川書房
- 発売日: 2007/05/25
- メディア: 単行本
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読むのに抵抗あったが、
こんな魅力的なタイトルをロストしきれずに、
古本で1800円であったので買ってしまいました。
生物進化学だけでなく、
心理進化学、社会進化学も駆使して、
神と宗教の害悪を糾弾した無神論者必読の書だが、
ドーキンスの語り口に品がないのは辟易する。
科学教の同志の筈のスティーヴン・ジェイ・グールド を批判する文が、
三回も出てくるのは白ける。
自分が宗教戦争に巻き込まれて死にたくないので、
むきになって宗教批判しているのだろうが、
ドーキンスはなんか大人げないと思ってしまう。
この本を読んで宗教を捨てる人をドーキンスは期待しているのだろうが、
効果は薄いと思う。
クルト・ゲーデル の神の非存在証明には触れてないので片手落ち。
科学教の中でも、漸進的進化論者(つまりドーキンス自身)が
もっとも知的レベルが高いと主張しているのは逆効果だよね。
物理学者は進化論を勉強して知的レベルを高めて、
物理の進化論を発見しないといけないそうですw
参考になる箇所はあるが、
ドーキンスの本から知ったとは言いたくないですな。
別の記事でドーキンスの名を出さずに具体的に語るかもしれませんw