『「空気」の研究』 山本七平 文春文庫

「空気」の研究 (山本七平ライブラリー)

「空気」の研究 (山本七平ライブラリー)

凄ぇ、凄ぇよ!

山本七平はクルト・ゲーデルに匹敵する天才だに!!

個人の自由を尊重しない地獄の全体主義国家日本!

日本を支配している超常現象、場の雰囲気、

間違っていても逆らう事が出来ない

空気が発生する理由を見事に解き明かしています。

日本人は絶対的権威を持つ絶対者をトップに戴き、

残りの者は全て平等(平凡)な組織に属さないと生きていけない体質なのだ!

現在も民主主義と憲法という絶対的なものに洗脳されているのである。

絶対的なものを求め、相対的な思考が出来ないのが日本人の欠点である。

絶対的な悪はともかく、

絶対的な善なら良いと思うのも危険。

絶対的なものを求める思考が不幸の原因だと解く。

理論的な分析、科学思考が出来ない野蛮な原始人が日本人である。

論理的な決断より、

場の空気の情況が優先されるのが日本社会。

絶対者を戴く組織を守るのが最優先される社会。

正直者が損をし、不正して組織を守る者が英雄とされる

倫理観に欠けた社会が日本社会である。

父は子の悪を庇い、子も父の悪を庇うという、

儒教の孝精神が日本教である。

血縁関係のない組織に尽くす忠の精神と、

考の精神を孔子は別物と考えていたのに、

日本では忠孝といっしょくたにされ、

家族が味方であるのが当然と同じように、

組織への忠誠も要求される。

孔子は、臣が臣足るには、君は君たれ。

と語り、愚かな悪の君主の下では働く必要はないと語っているというか、

君臣の関係は西洋的な個人と個人の契約関係を理想としている。

社長を分析して就職するべきだが、

日本では社長は絶対権力者という飾りなので、

判断の対象にならないというか、

社長の欠点を指摘して批判する事は許されないよなw

組織がないと生きていけないのが日本人。

自由と個人という概念が理解出来ないのが日本人。

場の空気を乱して個人が目立つ事は許されない日本。

大東亜戦争は小学生でも日本はアメリカには勝てないと分析出来るのに、

国土が焦土と化すまでやめられなかったとは、

当時の空気がやめると言うのを許さなかったからである。

空気に完全に洗脳されていなかった軍人は、

誰かが戦争はやめようと言うのをじっと期待して待っていたそうである。

みんながおかしいと思っても、空気がそうなっては止まらないのが

愚かな日本人の体質である。

戦争に負け、バブルにみんなが踊って経済にもダメージを負い、

日本はとことん負けないと考え方を変えることが出来ない

アフォな民族である。

実は変えたつもりでも、絶対的なものにすがる根本的なことは変わらない。

完全な善も完全な悪もありえないのに、

絶対的なものにすがる姿勢は、結局殉教という破滅へと向かう。

科学的な思考が出来ない日本人に、

西洋の物質文明は贅沢だと思う。

江戸時代にまでテックレベルを落として、

鎖国するしか日本人が生き延びる道はないかもとも思う。

原始人の日本人と付き合う西洋人が迷惑します。

愚かな猿の日本人は全滅した方が世界の為、地球の為である。

死にたくない人は日本を捨てて海外に脱出だ!