『バッド・チリ』 ジョー・R・ランズデール 角川文庫

ハップ&レナードシリーズ。

のっけから大アクションが爆裂する。

森で恐怖の野生動物に遭遇する二人。

銃を乱射し、車で体当たりしてやっとの思いで倒した、

その凶暴な野生動物は…、

♪可愛い可愛い、コ、リ、ス

 あしたも遊ぼうね、ホッホ♪

であるw

そして二人に迫る新たな脅威!

二人の金玉が大ピンチ!

レナードにはダニがとり付き、

ハップは氷漬けにされたうえ電流を流される!

主人公のピンチを救うのは、

『凍てついた七月』 のジム・ボブ・ルークである。

今回は三人主人公で、

例によって血塗れウンコ塗れの大活劇!
まあ、そんな話です。

レナードが黒人のゲイの無神論者というナイスなキャラでなければ、

お下劣過ぎて人様には薦められない作品。

一番差別されるのは、

女でも黒人でもゲイでもなくて、

無神論者であるという、

アメリカファンダリズムへの警鐘をもっと明確に書くと、

更によかったと思います。

バッド・チリ (角川文庫)

バッド・チリ (角川文庫)