『ダークライン』 ジョー・R・ランズデール 早川ミステリ文庫
池上冬樹はこれがランズ様の最高傑作と言っているが、
私は『ボトムズ』 が最高傑作だと思う。
純文学が好きな人には『ダークライン』の方が受けると思うが、
『ダークライン』はミステリとしては切れ味が悪い。
サスペンスアクションとしても『凍てついた七月』 ほどのスピード感は無い。
『ダークライン』は文学として描写をじっくり楽しむ小説である。
1958年を舞台にした歴史文学として楽しむべき小説だろう。
女も子供も黒人も同性愛者も差別しない
主人公一家は魅力的であるが、
ミステリとして期待するとちょっと脱力する。
シャーロック・ホームズの名セリフの訳がおかしいと思ったのは私だけでしょうか?
訳者がポンポコピーの臭いがします。
- 作者: ジョー・R.ランズデール,Joe R. Lansdale,匝瑳玲子
- 出版社/メーカー: 早川書房
- 発売日: 2006/07/01
- メディア: 文庫
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