『森博嗣のミステリィ工作室』 森博嗣 講談社文庫

森博嗣のミステリィ工作室 (講談社文庫)

森博嗣のミステリィ工作室 (講談社文庫)

本書のベストセリフ

「しゃべり方が上手になってもしかたがない。

歌が上手く歌えたってしょうがない。

つまりは、何をしゃべっているのか、何を歌っているのか、

その内容が問題だ」


似たような内容の創作物なんて意味ないよなw。

森先生の名句満載のエッセイ集。

自作解説もしているが、読んでない本の記事も読んでも問題ないと思われます。

この本の最大の売りは森先生が選ぶミステリベスト100だろう。

こんなラインアップ。


『Xの悲劇』 エラリー・クイーン
『オランダ靴の謎』 エラリー・クイーン
『ハートの4』 エラリー・クイーン
『九尾の猫』 エラリー・クイーン
『ABC殺人事件』
アクロイド殺害事件
『予告殺人』
「黄色い部屋の謎」 ガストン・ルルー
『火刑法廷』 ジョン・ディクスン・カー
『皇帝のかぎ煙草入れ』 ジョン・ディクスン・カー
『墓場貸します』 ジョン・ディクスン・カー
『帽子から飛び出した死』
『グリーン家殺人事件』
『ブラウン神父の童心』
『衣装戸棚の女』
ウッドストック行最終バス」 コリン・デクスター
「死者たちの礼拝」 コリン・デクスター
ジェリコ街の女』 コリン・デクスター
『苦い林檎酒』 P・ラヴゼイ
『偽のデュー警部』 P・ラヴゼイ
マダム・タッソーがお待ちかね』 P・ラヴゼイ
『偶然の犯罪』
『あなたに似た人』
『来訪者』
フィッツジェラルドをめざした男』
『猫と針金』
『女優志願』
『猫の心を持つ男』
『マルタの鷹』
さらば愛しき女よ
『さむけ』
『処刑前夜』
『女には向かない職業』
『逃げるアヒル
『証拠死体』
推定無罪
羊たちの沈黙
レッド・ドラゴン
『ホッグ連続殺人』
『裁くのは誰か?』
『うまい犯罪、しゃれた殺人』
『九マイルは遠すぎる』
黒後家蜘蛛の会アイザック・アシモフ
『時の娘』 ジョセフィン・テイ
『マハーラージャ殺し』
精神分析ゲーム』
『歯と爪』 ビル・S・バリンジャー
『幻の女』
ブラック・ダリア
悪魔のような女
『ゲームの達人』
ジャッカルの日
『ポー詩集』
『モルグ街の殺人事件』
『心の鏡』
ローズマリーの赤ちゃん
かもめのジョナサン
星の王子さま
恐るべき子供たちヘルマン・ヘッセ
デミアンヘルマン・ヘッセ
『数学的経験』
「百頭女」 マックス・エルンスト
『ホーキング、宇宙を語る』
『一人の男が飛行機から飛び降りる』
ナイン・ストーリーズ
ライ麦畑でつかまえて
ドグラ・マグラ
『犬神博士』
富豪刑事筒井康隆
『エロチック街道』 筒井康隆
『ミステリーズ』
水車館の殺人
パラサイト・イヴ瀬名秀明
三毛猫ホームズの推理
占星術殺人事件
『マジックミラー』
『探偵映画』
『雪密室』
『バイバイ、エンジェル』
『サマー・アポカリプス』
『虚無への供物』
『箱の中の失楽』
『謎の物語』
『空飛ぶ馬』
『七回死んだ男』
『絡新婦の理』
子供の科学
『われ笑う、ゆえにわれあり』
『工作者の散歩道』
ねじ式
『不安の立像』 諸星大二郎
『鵺』
『啄木詩集』
三好達治詩集』
宮本武蔵吉川英治
『死霊』
『ミステリ・ハンドブック』
『続・幻影城
トーマの心臓萩尾望都
ポーの一族萩尾望都

ミステリーの枠も小説の枠も気にしないのが、さすが森先生!

オールジャンルで一番好きなのは実は『トーマの心臓』らしい。