『離散数学「数え上げ理論」』 野崎昭弘 講談社ブルーバックス

6才の孫娘に負けたという

自虐ギャグから始まるので今回も超期待したが、

ギャグや哲学人生訓は少なめ。

数学オタクにもやや物足りないだろう。

数式を理解出来ない人は

ピカソの絵でも眺めるつもりで読み飛ばせばいい

と言う野崎昭弘先生の他人を馬鹿にしない姿勢は相変わらず素晴しい。

エレガントな解法の対極の力技の

エレファントな解法にも存在意義を与えるのが、

数学者を越えた人格者の野崎昭弘先生の本の魅力である。