『奇妙な論理Ⅰだまされやすさの研究』 マーティン・ガードナー 市場泰男 訳 早川文庫

奇妙な論理〈1〉―だまされやすさの研究 (ハヤカワ文庫NF)

奇妙な論理〈1〉―だまされやすさの研究 (ハヤカワ文庫NF)

【目次】
科学の名において―擬似科学と奇人のプロフィル

平たい大地、中空の地球―地球空洞説の周辺

地球をゆるがした怪星たち―聖書の奇跡の「天文学的」裏づけ

くたばれアインシュタイン―相対論の揚足とり

地質学対創世記―進化論への抵抗

憎悪を煽る人々―人種差別の「科学的」基礎

医療の四大宗派―同種療法、自然療法など

食物のあぶく流行―断食からハウザー食まで

オルゴン理論―オルガスムと宇宙論

ダイアネティックス―出生前記憶と精神治療

ESPとPK―ラインの実験の問題点


科学教信者のバイブル、「奇妙な論理」である。

科学教の最大の敵は宗教であるが、

擬似科学も重大な敵である。

現代に、地球空洞説を信じている奴はさすがにいないと思うが、

自然療法は生き残ってますな。

疑似科学者は自分をガリレオと同視しているという分析は的を得ている。

自分の学説は正しいのに回りがアホだから理解してもらえないと思うのが疑似科学者である。

そして疑似科学者は自分の学説を証明しているつもりだが、

実は説明しているだけで証明にはなってないんだよね。

だまされない幸福な人生を歩む為にあなたもぜひ読んで下さい。

気楽にだまされた方がいいやとは言ってはいけませぬぞw