『黄昏にマックの店で』 ロス・トーマス 早川ミステリアス・プレス文庫

黄昏にマックの店で (ハヤカワ文庫―ミステリアス・プレス文庫)

黄昏にマックの店で (ハヤカワ文庫―ミステリアス・プレス文庫)

本書のベストセリフ

「パパたちは十三歳ってのが、いったいどんな年頃か、覚えてさえいないくせに」

「ありがたいことにな」

「つらかったのよ」

「誰でも十三のときはつらいんだ」


苦悩する子供を軽くスルーして

おっさんの今を感謝する大人の為のエンタメ。

相変わらず、うっとおしい心理描写が無く、

主人公サイドが民間人なのがロス・トーマス の魅力。

謀略小説はスパイ小説とほぼ同義だが、

愛国心溢れるプロスパイは常に唾棄すべき敵なのはいいよな。

今回の敵はCIA。主役は元刑事の俳優w

マックとパディロは脇役ですww