『解明される意識』 ダニエル・C・デネット 青土社

解明される意識

解明される意識

本書のベストセリフ

「哲学者たちは、データもなければ経験的に検証可能な理論もないようなアリーナで、

たがいの洗濯物(汚れ物)を引き受けては、

自分が勝手に作り出した混乱を相手に押しつけて、

そうした混乱には気をつけたがよいなどと、

たがいに言いあっているだけだ…。

こんな阿呆どもが何人集まって問題に取り組んだところで、

意識の神秘が解明されないのは、当たり前のことではないか」


などと言ってますが、デネットは自称認知科学者だが、

大学の専攻が哲学で、哲学博士w

ラマチャンドラがデネットを哲学者と言ってるので信じて読まない方がよかったw

語り口が冗長でまともに本文読まなくてよい。

訳者解説読むだけで充分だと思う。

科学の知識もあるがスキームは哲学で、数学のセンスは悪い。

数学寄りの思考者はデネットはエレガントでないと切り捨てるだろう。

ドーキンスやホフスタッターやラマチャンドラやガードナーを一冊も読んだ事のない奴には面白いかもしれない。

哲学書としてはウィトゲンシュタインデリダのファンに受けるかもしれない。