『バラ物語』 美内すずえ

バラ物語 (白泉社文庫―美内すずえ傑作選)

バラ物語 (白泉社文庫―美内すずえ傑作選)

奇跡の紫のバラに纏わる物語を過去現在未来の三部構成で描いた力作。

現代編は手抜いてるけどな(w

誕生編である過去編と

ヒトラーもどきの侵略者と戦う未来編が読み応えある。

未来社会にたった一本生き残っていたバラの花が、

侵略者の野望を挫くという素晴らしいSFに昇華します。

ガラカメの後期やアマテラスでは、

宗教を信じてるき○がいの美内すずえが見え隠れするが、

中期までの美内すずえストーリーテラーに徹した、

もっとも物語が面白い少女漫画家であったよな。