『辺境警備』 紫堂恭子

辺境警備 1 (ホーム社漫画文庫)

辺境警備 1 (ホーム社漫画文庫)

何も事件が起こらない辺境警備隊を描く

ほのぼのファンタジー

悲惨な過去を背負った人物も出てくるのだが、

正面きって不幸自慢するほど野暮ではありません。

同じ世界を舞台にした普通のファンタジーも描いていたと思うが、

ファンタジー世界のつまらない日常を描くという視点がある本書の方が、

逆に記憶に残る(w

夢のような素晴らしいファンタジー世界が危機に瀕して、

主人公の勇者が旅立つ。

などという凡百の設定にはインパクトないよな。