『天まであがれ!』 木原敏江

天まであがれ! (1) (秋田文庫)

天まであがれ! (1) (秋田文庫)

土方歳三「何故、退却する必要がある?我々は勝っている」

幕府軍の名無しさん「勝っているのは新撰組だけです!」

通りすがりの名無しさん「幕府はもうだめぽ


新撰組ものですぞ、局長!

新撰組ものは手塚治虫望月三起也和田慎二も描いているが、

私はこの漫画がもっとも新撰組の魅力の表現に成功していると思う。

官軍に寝返れば新撰組のメンバーは明治政府に連なることもありえただろう。

だが、味方になると決心したのだから、

幕府が時代遅れの悪になり、弱兵の集団に成り下がっても、

最後まで幕府の味方をして戦い続けた新撰組はデラかっちょええよな。

本書は沖田総司が主人公だが、

歳さまの洋装も拝めます。歳さまサイコー、ハァハァハァ…。