バレエ漫画でメジャーになった有吉京子がSF漫画を描いていたのは、
黒歴史として封印されているみたいだが、
相対性理論も出てくる本格SFの傑作であった。
ハードSFと言わないのは遺伝子学に科学的間違いがあるからだが、
今読んでも全然古く感じずに感動出来ると思う。
主人公の美少女が科学的には男であると証明されるシーンの痛みは、
少女漫画でしか表現できない名場面であった。
まあ、「実は男だった!」
は科学を悪用した敵の陰謀だったわけだが、
戸籍上の性と体と脳の性が一致せずに苦悩する人々の存在を流布した最初の漫画であろう。
私は醜いおっさんですが、心は15歳の純粋な少女ですw