『サイモン・アークの事件簿〈1〉』 エドワード・D・ホック 創元推理文庫
- 作者: エドワード・D.ホック,Edward D. Hoch,木村二郎
- 出版社/メーカー: 東京創元社
- 発売日: 2008/12/21
- メディア: 文庫
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「地獄の代理人」
「魔術師の日」
「霧の中の埋葬」
「狼男を撃った男」
「悪魔撲滅教団」
「妖精コリヤダ」
「傷痕同盟」
「奇蹟の教祖」
「キルトを縫わないキルター」
悪魔退治の使命を帯びたコピト教の僧侶サイモン・アーク。
悪魔が起こしたような不思議な事件に鼻を突っ込むが、犯人は普通の人間ばかりw
前半はオカルト趣味を維持しているが、
後半になると普通の不可能犯罪ものになる。
ドライブスルーの洗車機の中で車が消える事件の
どこがオカルト探偵やねん!と突っ込んではいけないw
オカルトものというよりは、
アメリカ国内に留まらず、
イギリスやエジプトやトルコも舞台になる
歴史ミステリと思った方がいいかもしれない。
ロシアの女サンタクロース「妖精コリヤダ」の話が一番お気に入り。
善意のプレゼントをばら撒くスーパーナチュラルなど存在しないと決め付け、
尾行して犯行現場に遭遇しようとするアークがナイス!w
ノルウェーでサンタクロースの家を張り込みする話が、
未訳分にあるといいなぁ。
売れないと続きが出ないだろうので、
皆さん買いましょうね。