スペースオペラというものは、惑星から惑星を縦横無尽に駆け巡り、
様々なBEMと戦うもので、
並みのSF作家は、面白い惑星環境をまず第一に考えるものだが、
世界一のSF漫画家の佐々木淳子の思考は、
宇宙空間に惑星が必要なのか?
という根源的な問いを突きつける。
異質な驚異の感覚を提供するのがSF作家の務めだが、
ほとんどのSF作家は自分で何も考えずに、
先人のパターンをなぞっているに過ぎない。
太陽系に惑星があるから、他の恒星系にも惑星が存在すると無条件で信じて、
何の疑問も抱かずにお気楽に太陽系以外の惑星を舞台にしたSF作家は、
科学的探求心の欠如した三流である。
佐々木淳子の一流の思考が理解出来ましたか?