『人形の密室』 アルフレッド・ローレンス 小鷹信光 訳 二見
刑事コロンボ 人形の密室 (二見文庫―ザ・ミステリ・コレクション)
- 作者: アルフレッドローレンス,Alfred Lawrence,小鷹信光
- 出版社/メーカー: 二見書房
- 発売日: 2001/03
- メディア: 文庫
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本作は映像化されなかった「死のクリスマス」の改訂版だが、
改訂しても映像化されなかったので、
元の脚本がなんなのか、もう、仮題の原題も表記されていない屑滓になっている(笑)。
デパートとマネキンネタは他の作品に洗練された形で転用されているし、
ラストの罠は、「パイルD−3の壁」と全く同じだしw
密室殺人事件だと喜ぶ部下(その名もワトスン、爆)に、
コロンボが「犯行後の現在に密室に見えるだけで、犯行時に密室だったわけないでしょ」、
とおちょくるシーンから、パスティーシュと解釈すべきか?
そのうち工藤俊作(松田優作の探偵ね)対コロンボも書くみたいで、
どうやって松田優作の偶像を破壊するのかとても楽しみである。
「探偵の条件」でサム・スペードやフィリップ・マーロウもコケにしているので、
工藤俊作も早くコケにして欲しい。