『ジョセフへの追想』 渡辺多恵子

渡辺多恵子の代表作をこれにするのは俺様だけだろう。w

渡辺多恵子が描いた唯一のSF。

あっ、新撰組漫画「風光る」はタイムスリップしていたからSFか?(違います)

で、本書ですが、

恋人の男が醜い怪物にメタモルフォーゼしたらどうする?

という話です。

主人公の少女はそれでも愛そうと努力するが、

生理的嫌悪感から拒絶するシーンがあるのがリアル。

怪物のジョセフが死んでメデタシメデタシとなる、

女は男の外見を第一に愛するという真理を描写した傑作である。