『カリフォルニア物語』 吉田秋生

カリフォルニア物語 (1) (小学館文庫)

カリフォルニア物語 (1) (小学館文庫)

「女と寝るのはなかなかやっかいだ」

「うんざりするほどあの文句を繰り返さないといけない」

「女に股を開いて欲しいがために、男どもはあの文句を繰り返す」

「I love you… I love you… I love you…」

「この薄汚いオカマヤロー!」

「おまえは犬か?ペロペロ舐めやがってよぉ!」

少女漫画のセリフには思えないが、これが吉田秋生の世界ですw

本書は、カリフォルニアの青い空の下での、

明るく楽しい陸上アスリートの青春を描く漫画、

で、始まったはずだが、

最後の方はホモと戦うアクション漫画になってまう。

主人公のヘテロが、正義と愛と友情の為に(ちょっと違う)

ブサイクなホモのおっさんにおもちゃにされるのがデラリアル。

単純に殺しあうだけの正義のヒーローはお気楽でいいよな。

ホモにおもちゃにされても我慢する本書の主人公は

もっともかっちょええアクションヒーローである。