『終局のエニグマ』 ジェイムズ・P・ホーガン 創元

素晴しいSF作家J・P・ホーガンであるが、

完璧すぎて理想主義の綺麗事とやっかむアホどもの為に、

悪の帝国ソ連が世界征服をしようとする未来社会を描いてしまって、

平和の使者ゴルビー登場後の今では大いなるギャグになってしまった。
好戦的な馬鹿に媚びずに、

ホーガンにはやはり反戦無抵抗主義者達が活躍する話を書き続けて欲しかった。

ところでエニグマとはナチスドイツの暗号作成装置の事であり訳者の無教養とセンスのなさが読み取れる。

終局のエニグマ〈上〉 (創元推理文庫)

終局のエニグマ〈上〉 (創元推理文庫)

終局のエニグマ〈下〉 (創元推理文庫)

終局のエニグマ〈下〉 (創元推理文庫)